Agile Japan 2016に参加してきました!

こんにちは、エンジニアの荒木です。

去年に引き続き今年もアトラスから、3人のエンジニア(R小川、刑、荒木)が、5/31(火)に開催されたAgile Japanに参加してきました。

私は自分から会社に参加希望を出しまして、丸一日かけて参加してきました。

今回は、私がAgile Japanに行ってみようと思った経緯も含め、Agile Japanの参加報告をしていきます。

アジャイルジャパン資料

 

アジャイルとは

本題に入る前に、まずアジャイルとは何か、について簡単に説明します。

ソフトウェア開発プロセスのうち、価値のあるソフトウェアを早く継続的に提供していくための考え方であるアジャイルマニフェストに沿った考えや実際の行動のことをいいます。

よくアジャイル開発と対比して語られるウォーターフォール型開発では、前工程を正として開発を進めることを前提としているのに対し、アジャイル開発は要求は変化していくもの、という前提で開発を進めます。

結果、インクリメンタル開発などの技術的な手法だけでなく、顧客間・開発者間のコミュニケーションについても、効率的に、ストレスなく進めていくための手法が生み出されています。

 

Agile Japanに参加した理由と目的

私がAgile Japanに参加しよう!と思ったのには、3つの理由がありました。

1.アジャイル開発してるけど、自分のアジャイルに対する理解に自信がなかった

アトラスではアジャイル開発を実践しています。

しかし私自身は、去年の2月にアトラスに入社して初めてアジャイル開発に触れた、という状態でした。

アトラスに入社する前までは、「アジャイル」という言葉は聞いたことはあったものの、実際にアジャイル開発が導入された現場で働いたことがなかったのです。

カンバンも、にこにこカレンダーも、デイリースクラムも、目的や意味は理解してやっているつもりですが、それでもアジャイルというものを体系的に理解できていないのでは、という不安がありました。

2.アジャイルって面白い、もっと深く知りたいと思った

体系的に理解できていないことがあるならまずは本を読もう、と思い会社のライブラリースペースを眺めていたところ、アジャイルプラクティスという書籍を発見し、早速読んでみました。

これが非常に面白く、(詳細な紹介は割愛しますが)読んでみて「アジャイルって、ステークホルダー全員がフラストレーションなく仕事をしていこう、という考えが根底にあるのではないか、だとしたらすごく良いものだな」と感じたのです。そして、アジャイルについてもっと深く知りたい、という気持ちが芽生えました。

それからしばらくして「もうすぐAgile Japanだね」という話が社内で出てきて、「それだ!」と思いました。

アトラスは毎年エンジニアが何人かAgile Japanに参加していたので、自然と話題に上ったのです。

3.社内にスキルアップ補助制度があった

アジャイルプラクティスを読んでいたのと同じ時期、社内のスキルアップ補助制度を使ってJaSSTというソフトウェアテストのイベントに参加してきました。

スキルアップ補助制度とは、外部のセミナーや勉強会へ参加する際にかかる費用を会社に負担してもらえる制度です。もちろん社内へのフィードバックは必須ですし、場合によって負担内容は多少変わりますが、基本的に希望すればすんなり利用させてもらえます。

JaSSTに参加した際に初めてこの制度を利用したのですが、「いい制度があるんだから、どんどん使って勉強していかないと」と思ったのも、このイベントに参加する後押しになりました。

 

Agile Japanに行ってみて

参加前までは、Agile Japan=日本中のアジャイル大好きエンジニアたちが一堂に会するイベント、というイメージを持っていました。

しかし実際に参加してみて、「アジャイル開発って興味あるけど、導入しようか迷ってる」というエンジニアの方も意外と多いのだなと思いました。実際今年のAgile Japanの参加者は、半分は初参加という構成だったようです。

セッションの内容も、「アジャイル導入を迷ってるみなさん、こうすると導入しやすいですよ」というトーンの話が多かったように思います。

 

印象に残った講演のご紹介

ここで私が印象に残った講演を2つご紹介します。

アジャイルは本当に日本のソフトウェア開発を変えることができるか?

スピーカーの平鍋健児さんが、日本でアジャイルを広めようとしてきた中での苦闘の歴史が垣間見える講演でした。

最初に日本でアジャイルを広めようとした時は、「アジャイル」という言葉自体に抵抗感を示す人も多かったようです。そこで、アジャイルでなくてもアジャイルの要素を使ってソフトウェア開発の現場をよくできないか、という思いから、「プロジェクトファシリテーション」を生み出したということでした。

アジャイルの考え方や手法を使えば必ず今より良くなる、みんなに知って欲しい、という強い信念があるからこそ、「良いものなのになぜわからないんだ!」ではなく「どうすれば多くの人に、使ってみよう、と思ってもらえるのか」と考え・行動することができるのだな、と感じました。

最近では日本でもアジャイルが広まってきた実感があるものの、スクラムの認定者数を見ると、人口比で見ても日本は諸外国よりずっと少なく、まだまだ広がっていく余地はある、とのことでした。

スクラムがイノベーションを加速する ~ソフトウェア以外にも適用されはじめたアジャイル~

ソフトウェア以外の現場でアジャイルの手法がとりいれられ、高い価値を生み出している事例が紹介されました。

自動車の製造などはまだ想像しやすいのですが、ワインづくりや教育現場、市政にもスクラムの手法が取り入れられているというのには驚きました。

アジャイルという手法は、それだけ汎用性が高く、価値のあるものなのだと感じました。私自身講演を聞いていて、「確かにアジャイルの考え方や手法って、ソフトウェア開発だけで活用するのはもったいないな」と思いました。新人研修にも取り入れられるんじゃないか?・・・など、想像が広がる講演でした。

また、「スクラムマスターの主要な仕事はチームをハッピーにし、チームのフラストレーションを取り除くことだ」という言葉が印象に残りました。(twitterや他社さんのブログでも、この言葉が印象に残った!という声を多く聞きました。)

アジャイル開発の目的として、「プロダクト価値の最大化を目指す」という言葉がよく使われます。仕事をしていて楽しいと思えるからこそ価値の高い仕事ができるし、価値の高い仕事をしたからこそまた仕事が楽しくなる、と連鎖しているものなので、チームをハッピーにし、チームのフラストレーションを取り除く、という言葉はアジャイル開発において重要な意味があるのだと感じました。

 

最後に

Agile Japanに参加してみて、アジャイルに関わる様々な人・取り組み・書籍の情報を得、アジャイルを体系的に理解していくためのヒントを多くもえらえました。

当日聞いた内容そのものだけでなく、私たちがイベントに参加した後に自分で知を広げていくための種をたくさんくれるイベントなのだな、と感じました。

そして、他社さんが様々な工夫をしている姿を目の当たりにして、私たちも「今よりもっと良くする」という気持ちを常に持ち続けなければ、と思いました。

そのためには、自分たちがやろうとしていることの目的を明確に理解し・やり方に疑問を持ち続け・議論しアップデートしていく姿勢が必要です。

アトラスのビジョンでもある「一人ひとりが仕事に誇りを持ち、豊かで充実した人生を送れる会社」となるためにも、今より更に良い開発現場を作れないか、日々模索していきます。

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